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2014年4月 6日 (日)

サクラサク

滅多にないことなのだけれど、公開封切り日に映画見てきました。

さだまさしの短編小説「解夏」に収録されているサクラサク。

新宿バルト9の19:45から。遅い時間だったからか、疎らな人入りだったのは残念だったけれど、なんだか、久しぶりによい日本映画をみた、という感じがしたし、何より、主人公の世代がまさに今の自分の年齢と重なっていて、夫婦の難しさ、親の年齢から来る認知症の問題など、やもすると人ごとではないから、かなり考えさせらもした。

あれくらいの原作の長さだと、2時間くらいの映画にするには丁度いい。
作品にほれこんで映画化を熱望した田中監督の想いが伝わってきて、また、本当に日本らしい美しさがスクリーンを満たしてもいた。
ストーリーばかりを無理やり突っ込んで、原作の良さを表現できず、監督らの作品に対する拘りもよく見えない映画にはうんざりしてたが、これはまるで違った。

この映画のために作られたさださんの新譜「残春」も、さすがによくあっていた。

今年はまともに花見に行けなかったけれど、スクリーンの桜の美しい映像で、我慢できたかも。

僕がさださんのファンだ、というのは置いておいても、よい作品だと思いました。

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