石の街、檸檬の国 ~南イタリア旅行記 その8 アマルフィのディナー~
フロントに戻って、どこか美味しいお店がないか?とJが聞いている。
教えてもらったのは、ホテルよりさらに山の上側に進んだところにある、La Carcaraというリストランテ。
そんなに気取った店ではないようだけれど、美味しいそうだ。フロントから予約してもらう。嬉しいことに送迎付き。
正直なところ、マテーラでの食事、また昼のサレルノの食事も、もう、辛い...という状況。イタリアンってこんなもんじゃないだろう?と思ってしまう。野菜などフレッシュな素材にほとんど出会っていない。
さてさて、どんなもんだろうか。
迎えの車が来て、これに乗り込む。・・・速い...俺の運転とはエライ違いだな。
5分ほど走っただろうか?もう少しかな?La Carcaraに到着。
店内に入ると、本当に気取らない食堂、という雰囲気のお店。店員は優しげで雰囲気がいい。落ち着くな。席に案内されて少し待つと...
でーん!!
来た来た!これだよな。見るからに新鮮そうな、美味しそうな魚。
真鯛?スズキ、チヌっぽい魚も。
どれか選んで料理してもらう、というスタイルなんだな。こっちは。
おすすめの魚を聞くと、真鯛?のような魚を勧められた。料理の仕方もおすすめに従う。
もう料理の名前もチーズの名前も忘れたけれど、生ハムとなんとかチーズがかけられたサラダだな。新鮮な野菜、久しぶり。野菜をみて嬉しくなるなんて...
このパスタ、こいつがまた美味い。ようやくあっさりとしたロングパスタに出会えた。
誰が何と言おうが、僕はパスタはロングが好きだ。ペンネやニョッキやファルファッレはいらん。
それに、ソースもペペロンチーノでいい。
真鯛?はこんな感じ。なんていう??アクアパッツアでいいのかな?
サラダも追加。
気取った味ではないけれど、香りもよく、胃が喜ぶような味だ。
最後は自家製ティラミスでしめる。
これにJがワインを2杯かな?くらいのんで、70ユーロ 1万円くらい。
あまり日本と変わらないか、少し高いかな、という感じだろうか。イタリアは物価が高い。
さて、少し飛んで、翌日のディナーの話もしてしまう。
今度はもう少し高い、割と有名なリストランテらしい。
DA CICCIO CIELO MAREE TERRA。海辺のリストランテだ。
ホテルで予約してもらって、ロビーで迎えの車を待つ。
今度の車も、陽気なイタリア人ドライバーは、飛ばす飛ばす。峠のワインディングロード的な道を、藤原拓海よろしく、ダウンヒルだ...いやいや、うそうそ、ドリフトはしない(頭文字D知らない人は分からないか)。
完全に海岸線に降り、サレルノとは反対方向に進む。
前夜に比べると、明らかにかなり洒落た店だ。
なんて料理か覚えていないが、ムール貝、タコ、ハマグリ的なものなど。美味しかった。
この店でこれは外せない。硝酸紙で包み蒸ししたスバゲッティーニ。これは無茶苦茶美味い。
何の魚だったか忘れたが、上品な白身魚に檸檬ソースが掛かっている。これも美味い。
サービスで出してくれたリモンチェロ。当然、僕は舐めるだけ。
デザート。
さすが本場のイタリアン。南イタリアの料理はこうでなくては。
100ユーロ 1万5千円くらいかかったので、決して安くはないけれど、ここはおすすめのお店だ。トリップアドバイザーでも高評価されている。
ちなみに、僕がワインを飲まないからこれくらいの費用になっている。二人が飲んでたら2万円は超えてるかもね。
しかし、料理というのは、よほど印象に残ったものでないと、時間が経つと記憶が薄れてくる。これだけは早く書かないとだめだなぁ、と思った。ほら、この文章から、あまり美味しそう!って雰囲気、伝わらないでしょ?
でも、両店とも、おすすめです。
to be continue...
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