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2013年7月17日 (水)

湯のある風景~青森、春遠からじ~ その5 「憧れの不老不死温泉」

黒石市を抜けて、一気に西へ走る。

つがる市を抜け、いよいよ海岸線に出る。

鰺ヶ沢。すっかり忘れていたのだけれど、ここってもしかして...

あ、やっぱり...いた!

菊谷焼いか商店の看板犬。映画スター!

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元祖ブサイク犬、わさおくんだ。

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わさおと私...

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きくやさん、何も買わずにすみませんでした。

海岸線を西にさらに走る。

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千畳敷海岸。同じ名前の海岸って、全国に結構ありますよね...

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ライオン岩。これも全国にたくさんありますよね...

男鹿半島のゴジラ岩が一番インパクトあったな。そういえば。

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道の駅で魚を売っていて、ついつい魚売り場で足が止まる。

立派なメバル。うまそう...

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お昼は度重なる”食べ過ぎ”を反省し、今後に備えて、道の駅のお弁当で済ます。

ここで、焼き干しを購入。このあたりの出汁といえば焼き干しだ。

出汁に凝っているので、こういうのは見逃せない。

さらにこのあと、このたびでは昆布も買っていたりする。うむ、出汁は基本だし、料理はだから面白い。

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円覚寺という立派なお寺があったので、ちょっと見学。

ここは深浦。太宰治のゆかりの地のようだ。

時折海に触れながら、先を急ぐ。

そして、とうとう来た。

温泉好きなら一度は...と思うであろう、憧れの地...いや、湯。

黄金崎不老不死温泉。

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ちょっと見えにくいが、露天風呂は写真ほぼ中央の先端だ。

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こんな感じ。

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実は、写真撮影禁止、と書いてあることに気づいたのだけれど、ちょうど誰もいない(幸福な)時間帯があったので、ちょっとセルフタイマーで撮影してみる(すみません...)。

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誰しも、ここで夕日を眺めながら時を過ごすことに憧れるのだけれど、そう簡単にはことは運ばない。

旅行晴れ男の僕といえど、そこまではさすがに叶わなかった。

ただ、雲の切れたとき、傾いた太陽の日差しが海を金色に染めて、黄金、というより黄土色のお湯もやはりきらきらと金色に輝く。

少し荒れた海。波濤。音、飛沫。

時間を忘れる時間。

こういう時間を求めてるのかもな。

あの、支笏湖もそうだった。ただ、お湯に浸かり、時間がゆっくりと流れ、空が闇に染まる。

闇に染まった空には星が輝く。あの支笏湖の一人きりの温泉。

さて、どんどん、天候が荒れてきて、質素な脱衣スペースに置かれたゆかたやタオルが時折飛ばされている。

さすがに落ち着かなくなってきたし、もう太陽も水平線の向こうに落ちているはず(雲で見えない)だ。

そろそろ上がろうか。

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エビは食べれないので、まぁともかくとして、料理は(写真写り悪いが)、それなりにきっちりとしたもので、なかなか美味しい。

普段よく行っている小規模な宿と違って、この不老不死温泉は結構大きな宿だから、過度な期待は禁物だけれど、十分満足できるものだった。

施設も古びてきてはいるけれど、カメムシもいないし、清潔に保ってある。

総じて好印象。

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窓からの景色も素晴らしいしね。

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あ~、楽しかった。

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