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2013年4月16日 (火)

一年

一年。
早ものだ。
ああやって家を出て、もう1人暮らしも一年近くなる。
ようやく…ようやく決着して、正式に今迄と違う立場に自分を置くことができた。
良きにせよ悪きにせよ、今までとは違う人生が始まった…はずなのだけれど、劇的に気持ちが落ち着いたか?と言うと、やはりそんなことはなくて、所詮は今までの延長戦上でしかない。
これからどう生きるか?
折角だから、そんなことを考えてみたらいいのだろうけど、なかなかそんな気分にもならない。
…それでいいんだろうな、とも思う。
自分の何かが、変わるわけではないんだから。
今までの失敗、それと成功も確かにあった訳で、その上に積み上げないと、薄っぺらになってしまうからな。
続けられない道を諦めて、おそらく少しだけ引き返して、ここなら歩けるかな?と思う草むらと薮をかき分けて…ちょっと引っ掻き傷や擦り傷はできたけど、今まで見えてなかった別の道にようやく出てきたところ…かな?
今度選ぶ道はどこに行くのか知らないけれど。
♫もしも僕がその橋を渡るなら、何も迷わずに胸を張って渡る。
もしもその橋を叩くくらいなら、僕にその橋を渡る資格はない♫…
(さだまさし  「その橋を渡るとき」)
この歌には、何度も心を励まされた。
まさかさださんが、こんなシーンを想定して歌ったはずはないのだけれど、新しい道を選ぶ…川の向こうに渡るなら、渡った先での不安に慄くなら、水の色を眺めて死ぬがいい…そういう幸せだってある…そう歌うさださんの声に、そういう選択はあってもいいんだよな、と…
目の前に現れた道を、またひたすら歩いてみよう。
春、四月。
桜の気配も消え、三寒四温は過ぎたけれど、ときおりぶり返す寒さも昨日あたりから和らぎ、春霞かかった青空。
羽田空港のラウンジから、そんな空が見える。
朝早いこの時間だから混雑はしていないけれど、それでも沢山のサラリーマンがパソコンに向かっている。
みんな、忙しいよね。
みんなもいろいろ抱えてるんだろうな。
少し負担は減ったはず。僕は。
さて、広島へ帰ろう。
さださんの新しいライブアルバムでも聴きながら。
そして仕事しよう。
働き具合で給料は変わらない、なんとも寂しいサラリーマンだけど、学費と養育費、それとあちらに払ったお金…これを借りたので返さないといけない。
その当てはこの給料なんだから、ブツブツいいながらも、先も知れてるけれど、まあ、それもとりあえずいいだろう。歩くにはお金と、少しだけやり甲斐のある仕事もいるもんな。

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