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2013年1月10日 (木)

羊の国でニジマスと...ニュージーランド旅行記その2 ~ミルフォード・ロードと伝説と~

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一夜明けて、モーテル前の道路を走るバスが気になる。

Jが予約してくれたミルフォードサウンドツアーは、どうにも隣のホテルの前から出発するはずなのだが、なかなかバスが見えない。

あれかな?これかな?などと言っていると、モーテルに迎えが来たらしい...あれ(^^;

慌てて向かうと、確かにバスがあった。

乗ってみると、中はほとんどアジア系。

このバスは日本語でアナウンス、というかいろいろガイドをしてくれるからかな。

Jの配慮。確かに英語でガイドされても、僕にはさっぱりわからないからなぁ。

もうほとんど覚えてはいないけれど、日本人ガイドがヘッドホン越しに聞かせてくれる話には、ゴールドラッシュでこの地が開けたころの話、キャプテンクックによるニュージーランド発見の話、マヌカハニーの話、原住民マオリ族の神話でキアの羽の内側だけにオレンジ色が残った話、テアナウ湖の巨人神話、土ボタル(ヒカリキノコバエの幼虫)という洞窟と天空の城ラピュタの飛行石の関係などなど、いろいろ聞かせてくれて、なかなか面白かった。

たとえばキア。

彼らはニュージーランドの固有種。保護鳥で、生息数は1000羽とも5000羽とも言われている。ほかの鳥が済まない高い岩山の高所に巣を作る。

とても好奇心旺盛でイタズラもの。トレッキングをしている人の傍に舞い降りて愛嬌をふりまいたり、そうかと思ったら、リュックサックを開けて中を漁ったり。かなり賢い鳥。

彼らの特徴は、非常に地味な緑がかったグレー?っぽい色なのだが、羽の内側だけが鮮やかなオレンジであること。

さて、そのキア。マオリの伝説では...(うる覚えなので間違っていたらすみません)

神様がニュージーランドに住む動物たちに色を与えようとした。早く並んだ順に好きな色を選ばせるのだ。

ところが、イタズラもののキアは、そんな神様の言うことを聞かず、隠れてしまった。

さらに、一番目立つ鮮やかなオレンジ色を盗んでしまった。

怒った神様は、キアから色を奪い、ほかの動物が住めない岩山の上に追いやって森に棲めなくした。

だからキアは色を失ったが、羽の内側部分は羽を閉じていたため色が残り、そこだけが鮮やかなオレンジになった。

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・・・そんなお話。

さて、

英語のガイドは陽気な運転手がしていたのだけれど、Jによると、随分違う話をしていたようだ...でも、折角だから、陽気なニュージーランド人の話を直接聞けたほうが楽しいだろうね。

・・・と思ったら、ずっと聞いているのはやはりしんどいようで、聞き流していた様子...いろいろ聞いた話を僕がJに教えてあげたのだが、だったら日本語で聞けばいいような気もするが...どうもヘッドフォンがわずらわしかったらしい。

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途中、ミラーレイク(鏡面的に穏やかな湖面で、湖面に山々が美しい。写真は反射した文字を読ませるお遊びですね)、テアナウ湖、名前は忘れたが草原、清らかな清水、雪崩の址など見ながら、高原から徐々に標高を下げていく。

すると、だんだんと雲が多くなってくる...

ところで、僕は基本的に晴れ男として有名だ。

僕がどこかに旅行にいって楽しんでいると、だいたい雨は降らない。建物のなかにいるとき、車の中にいるときに降っていても、外に出ると止む。

例外はゴルフで、これはたぶん、あまり楽しめていないからではないか?と思う。

ニュージーランド南島は、東側は比較的乾燥していて、西側は湿度が高く雨が多い。

なので、これから向かうミルフォードサウンドは、絵葉書のように晴れていることはほとんど無いそうだ。まぁ俺がいけば大丈夫...かな?

そして...

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ミルフォードサウンドの乗船ターミナルに到着。

ほら、晴れた。

コメント

 優海さん、明けましておめでとう。
そして、ご無沙汰しております。

ブログスタートの心境はよく分かります。

というのも、僕も2年前に一人暮らしになりました。そうなるまでに1年半の闘い。
1年前に贖罪と人生のリスタートのために自治体の震災復興の応援に手を挙げ、福島
県の南相馬市に赴任してはや10ヶ月。

来年も期間延長で残るつもりです。

当然、釣りの頻度は減り、岡山に帰った時に偶に、そう年に1,2回です。

これからも、いろいろあると思いますが、お互いがんばりましょう!


ファイト!闘う人のために…!(中島みゆきのBGMです)

真ちゃん!お久しぶりです。
いやぁ、ブログもやってみるものですね。
真ちゃんからコメントいただけるとは...しかも、こんな内容で。

そうですか。やっぱり時間が流れてますね。みんな同じように。
でも、真ちゃんはすごいですね。
そうやって人生を仕切りなおしている。
しっかりと生きる意味を見出しているんですね。

僕なんか、一見そのままの日常をズルく生きているのかな、と思ったりします。

いろんなことがありますが、こうやって一度生まれた縁はどこかでつながっているということも再認識できたし、お互いにしっかり歩いていきましょう!

また近況など、また真ちゃんが南相馬で感じたことなど、聞かせてもらえたらありがたいです。
では、また!

優海さん、ほんと久しぶりですね。

最近はSNSの方でフェイスブックばかりです。偶に、こっちも見ていて
Someさんの素敵な日常にニヤリとさせられたり、ふむふむと納得したりとか
でしたよ。

近況の続きと言いましょうか、判決の後、1年は結構、何も考えて無かった
し、為すがままの状態でした。約1年経過した頃に東日本大震災があり、
震災直後の5月に自治体派遣で福島の避難所のお手伝いを10日くらいして
から、人生観が変わったというか、もっと生きる意味を考えようと思った訳です。

 と言っても、答えは出てないですが。一日を精一杯生きることを目標にす
るしか無いんですよね。こっちでは。

でっ、その年の12月に通年派遣の希望調査があり、手を挙げたんですよ。
こちらでの仕事は復旧復興のための用地買収。なかなか前に進みません。
派遣職員のモチベーションはMAXですが、肝心の福島県職員は原発事故や
その他、あれこれとご託を並べ一歩を踏み出そうとしませんから。
会津の例の事。「什の掟」
・年上の人の言うことに背いてはなりませぬ。
・ならぬことはならぬものです。
など会津根性丸出し。

そんな時に僕がよく言う台詞は、郷土の大先輩 平櫛田中先生のお言葉です。
「いまやらねば いつできる。わしがやらねば たれがやる」
この言葉を胸に、自分自身にハッパかけてます。

優海さんも大変でしょうが、何かあったらお気軽にご相談ください。
携帯番号は、変わって無いですから。メアドはここには書けないですけどね。

なるほど...読み取れる以上にいろんなことがあって、いろんなことを考えられたんでしょうね。

こちらはまだ決着しない状態で、日々あたふたしている感じです。

生きる意味。ちょうどそんな話を、つい最近、やはり旧友、釣り友としたところです。

若い時にそんなことを考えたりもしますが、こうやってこれくらいの歳になって、またさらに歳月を重ねて考える生きる意味は、もっと深いけれど、でも、同じ本質もあるのかな?
よく分からないですけど、この世に生まれてきて、死んでいく、という人の生、つまり人生は、たぶん、生きているだけで意味があって、もしかしたらそれ以上の意味はないのかな、などと思ったりもします。
何を言ってるかわからないですね(^^;

いつか、何を言いたいか、いや、言えるようになったときには、生きる意味も分かるのかな。

ただ、真ちゃんのように踏み出していっている人は、きっと別の角度をもっていて、やはり何かに近づいているんでしょうね。

これから寒さもピークです。身体を壊さないよう、がんばってくださいね!

お久しぶりです。
年賀状では特に変化を感じることもありませんでしたが、ブログを拝見してかなり驚きました!!
私自体も同様・・・いや!まだ悲惨かも(^O^)しれない状況ですが何とか生きています。
私の携帯番号がまだ残っているようでしたら、一度アドレスでも送付頂ければと思います。
ブログなので名前とアドレスは控えておきますが「ひらめ」としときます。

ひらめ?それは違うんでは?(笑)
ご無沙汰です。
そちらもいろいろあったのかな?引っ越しを何年か前にしてたようで、ここにきてまた住所変更ということで気にはなってました。

携帯は...さすがに前すぎるのか、残ってませんでした。
このコメント記載のULRは、ご存じのHP「いつも海をみていた」ですが、そこに記載されているメアドは一応生きているので、ここにメールしてもらえたら助かります。
迷惑メールばかりなので、常日頃はあまりチェックしてませんが、気を付けてみるようにしておきます。
ちなみに、明日金曜から日曜までは不在にしていますので、ご了承方。
では、連絡待ってるからね!

あれ?ULR自体が表示されないのかな?
念のため、書いておきます。
http://www.enjoy.ne.jp/~yuumi

 someさん、生きる事についてはそんなに深く考えては無いんですよ。

ただ、復旧支援で津波被害者のおばちゃんなんかと話をするとすさまじい体験
の中で生き残ったことへの感謝と生かされてる事への責任みたいなものが感じ
取れるんですよね。

一人になって、釣り三昧だった日々を思い返せば、浮気なんかと同じで、したら
ダメと言われるとしたくなるみたいな(笑)日々だったなあと。
誰にも文句言われなくなると海が見える所に住んでいても腰が重くて行く気に
ならないです。
震災前は海が見えなかったみたいですが、堤防が流され、海岸線へ目をやれば
海が見えます。今日は暴風警報が出ているんで白波が立ってますよ。

あっ、本題の生きるですが、そんな大した事考えてる訳じゃないんですよ。
何でもいいんです。目標とか目的とか夢、おねいちゃんでも、スロでも競馬でもね。
生かされている今を精一杯楽しく生きる事が大切かなと思うようになってます。
ただ、何事もなく、何も思わず、ダラダラと時間が流れていくことだけは無駄だな
と思うかな。

一人者になって、やっと肩の力が抜けたら、自然な感情というか、置かれている
立ち位置や周りが見えるになってきたような?そんな事を意識している自分が居
ました!

リセットした人生を自分の気持ちに素直に生きて行きたいと思います。


優さん、東北の冬は人肌恋しいです。歳なんで直接でなくても、同じ空間で
相手の息づかいや会話、声を感じられるだけで幸せな気持ちになりますよ。

一人になって、落ち着いてみるとこれからの人生、一人で生きて行くのは辛い
ものです。例え、毎日、喧嘩していてても、それはそれで幸せなのかも知れない
です。立ち止まって、考えてみることも必要なのかも知れないよ。
そんな事を、今更、気づいても遅いんですが、付き合うより別れる事の方が何倍
も労力が居るし、負の行為に力を注ぐことの虚しさや疲労感は相当です。

事情はいろいろあると思いますが、今一度、立ち止まることも一つの選択肢に
入れてみてください。結論を急がずに!


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