あの頃、いつも海を見ていた
時間が流れた。
HP「いつも海を見ていた」を頻繁に更新していたころは、釣りに行ける程度の幸せがそこにあったということだろう。
今はすっかり釣りに行ける状態ではなくなってしまった。
今の状況をお伝えしようか...興味を持っている方はおられないだろうけれど...
現在、独り暮らし中。
つまりはいろいろあった訳です。自分の時間が流れて、揺れて、周りの時間まで揺らせてしまったのか、はたまた周りの時間の揺れが自分を別の流れに流したのか?当の本人にはよくは分からないのだけれど、間違いなく、罪を新しく背負って、でも、そうでないともう自分らしくは生きられないことに気が付いて、一つの線を越えてしまった。
そんなこともあって、現在、車がない。車を買うゆとりもない。
これはさらに釣りに行くハードルを高くしていて、海に向かいたいな...と、心は切望しているのだけれど、ただ無目的に海に向かうのはやはり釣り師としてはちょっと違っていて、竿を握って、彼ら(チヌなど)に向かっていないと、やはり落ち着かないのだろう。
ということで、今は何をしているか、というと、料理が案外面白い。
作ると案外美味い。作るのは面倒でない。狭いながらもキッチンを好きなように使い、欲しいと思った香辛料やら調味料やら好きなように揃えられるし、調理器具も(安いものをアマゾンで...)揃えられるし、食べたいと思ったものを作れるし。
それと、相変わらず、というか、頻度を上げて旅行、特に温泉には行っている。
まぁ、お金にゆとりがあるわけではないので、そうはいってもそんなに頻繁に、というわけにはいかないけれど、これはとても楽しんでいます。一緒に旅する人が、今は言葉が通じて、新しい発見を与えてくれる人なので、旅に広がりもでています。
そういう意味では、ちょっといいものを食べに行くことも増えています。
広島でもなかなか美味しいお店を発見したり...ちょっとこちらもお金はかかるけれど、少しばかり大人の贅沢ですね。口が肥えてくるのが難点だけれど、知らないことを知る(味)歓びですね。
相変わらずお酒は飲めないのだけれど、広島の地酒や、ウィスキーには興味が湧いていて、少しずつ舐めながら、そういう世界の面白さも知りつつある状況です。
また、そのうちに海に帰ろうと思っています。
それまで、あの頃見ていた海を思い出しながら、こんなありきたりな生活を少しでも楽しんでいきたいと思うところです。
2013年元旦を過ぎて... 田中優海
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